飼い方

猫の出産は回数や時期は決まってる?生まれる兆候を徹底調査!

人間と同様、哺乳類である猫も
胎生動物で、産まれると肺呼吸をして
母乳を飲んで元気に育ちます。

このように、猫の出産における定義は
人間とほとんど変わりませんよね。

そんな猫ですが、私たちと似ているようで
やはり体の仕組みは全く異なります。

そこで今回は、猫の出産における
様々なことを徹底調査していきます。

妊娠から出産について必要な知識を
まとめて紹介していきますよ!

きっと、
そのような出産に立ち合ったことのある人は
生命誕生の瞬間に触れることで、
改めて命の素晴らしさに
感動することでしょう。

今後、愛猫の子猫を考えていたり
近々出産予定の猫ちゃんがいる方は、
知識を入れてから出産の立ち合いに
臨みましょう^^



猫の出産について徹底調査!

猫の出産1

さっそく猫の出産について、
気になることを1つずつ紹介していきます。

出産の時期場所は決まっているのか?

猫は生涯のうちに何回出産するのか?

また、生まれてくる子猫の数について
様々な疑問をまとめて解説していきます!

出産の時期はいつ?時間帯や場所も決まっている?

猫 出産3


◇出産時期について◇

猫の場合、一般的に
冬から春春から夏1年に2回
気候が暖かくなる季節に発情し、
出産のピークを迎えます。

猫は交尾をすることで排卵しますから、
交尾をすれば90%以上の確率で
妊娠が成立します。

それくらい、
繁殖能力には長けているんですね。

そのため、春から夏にかけては、
子猫を見かける機会が
増えるかもしれませんね。

◇猫の妊娠期間◇

猫の妊娠期間に個体差はありますが、
60~68日と幅は広いそうです。

多くは63~65日の間に
出産を迎えるでしょう。

妊娠して60日目から
出産へ向けての準備を始めるそうですね。

しかし、
60日未満での出産は早産となるため、
場合によっては死産や、無事に産まれても
生後間もなく亡くなってしまうという
リスクが高まります。

猫にとって、たった数日の誤差でも
危険を伴うのでしょう。

飼い猫の妊娠が発覚した場合、
予定日は把握しておきたいところですね。

◇出産の時間帯◇

出産の時間帯ですが、
人間の場合一説によれば、
月の引力に導かれて、昼過ぎに陣痛が始り
夜明け前に出産をする・・・
なんて言われています。

しかし、やはり出産の時間帯については
全く予測は出来ないと思います。

どの猫もそればかりはバラバラで、
夜中に産気づく子もいれば、
日中に産気づく子もいますよ。

出産の24時間前に入ると、
食欲が落ちたり、警戒心が強まったり
猫ちゃんは何かしらの兆候を
示すことがあるそうです。

予定日付近になったら、
そのような仕草をしていないか
よく観察しておくと良さそうですね。

 



 

◇出産場所◇

出産をする場所ですが、猫の場合、
暗くて落ち着ける場所こそが
安心して出産に臨める環境なのです

野良猫でも、出産場所として選ぶ場所は
決まって人目に付きにくい暗い場所です。

201204301711000


もし、出産場所を提供する場合は

もちろん他の野良猫との接触を避け
刺激の少ない静かな場所が良いでしょう。

家の中の場合は、部屋の隅っこなど
人の出入りや外からの刺激が
少ない場所を選んであげましょう。

そして、出産に適した場所に
産箱があればもっと快適です!

産箱として、ダンボール
ショーケースになどに

タオルや使わない衣類などを
敷き詰めておくと良いでしょう。

このように、
とても簡易的なもので準備出来ます!

猫 出産9

出産を迎える前に、
その場所を気に入ってくれれば
きっと出産場所として使ってくれますよ。

出産場所として選ぶポイントは、
“薄暗くて落ち着ける場所”のようですね。

なぜなら、出産直前、出産後の母猫は
母性に溢れていて、子猫を守ろうと
警戒心がとても強く神経質です。

何かで聞いたことがあるのですが、
場合によっては
「外敵に奪われるなら自分の手で
殺してしまった方がマシ」だと思って、
警戒心の強いあまり、母猫が子猫を
殺してしまうこともあります。

また、
メス猫に相手をして欲しいオス猫は、
子猫を邪魔に感じてしまいます。

そのため、子猫が居なくなれば
母猫の母性はなくなると考え、
オス猫が子猫を
殺してしまうことがあります。

そんな自体を招かないためにも、
あまり刺激を与えず、
穏やかに過ごせる環境を整えあげましょう。

飼い猫の場合は、落ち着ける場所が
飼い主さんの側だったりもします。

出産直前の様子で、臨機応変
対応してあげましょう!

一生のうちの出産回数はどれくらい?年齢制限は?

猫 出産5

もし、1年に2回の発情の度に
交尾をして妊娠をしていれば、
1年に2回の出産を経験することになります。

また、母乳を与えている時期でも
発情、交尾は可能なので
年に3回の出産もあり得るそうです。

猫は出産してから2ヶ月経過すれば、
また妊娠可能な体に戻ります。
猫ちゃんは、避妊手術をしなければ
可能な限り命が尽きるまで
妊娠、出産を繰り返すでしょう。

出産の年齢制限ですが、一般的には
性成熟してから8歳までが
限界かもしれません。

しかし、考え方も様々で全ての猫ちゃんが
8歳まで大丈夫とはとても言えません。

8歳を超えて出産しても、
元気に子育てをする猫もいますが、
母猫の体力帝王切開などの
リスクを考えれば、
5歳までという考えが
正しいかもしれません。

妊娠、出産は出来ても、
子育てするまでの体力か残っていなかったり
何より高齢での出産は、母子共に
命の危険性も伴うでしょう。

猫ちゃんの体力次第ですが、
個人的には母体の健康を優先して
5歳までの出産が安全かもしれませんね。

そのように考えると、
一生のうちで10~15回の出産は
可能と言うことになります。

避妊手術を考えている方は
参考にご覧下さい。
猫の去勢時期はメスの場合いつ?時期によって方法がちがう?”へ移動する

避妊手術をしたのに
再発情を起こすこともあるそうです!
対処法や発情期について
知っておきましょう。

猫のさかり!避妊手術をしても治らない時の対処法とは?”へ移動する



一回の出産で子猫の数は何匹産むの?一匹だけということもある?

猫 出産4

猫の体の仕組みは多胎動物となっていて、
一度の出産で平均的には
4、5匹ほどの子猫を産むと言われています

左右を合わせて、
乳首を8つ持っていることから、
8匹までは子育ての許容範囲なのでしょうか。

猫の場合、出産を重ねる毎に
子猫を産む数が増える傾向にあるようです。

しかし、母猫の年齢体の状態
体のサイズでも産まれる頭数は
左右されるでしょう。

例えば、1歳未満で出産を迎えた場合
3匹を超える確率は低くなります。
また、高齢出産になるほど
子猫の数も減る傾向にあるんですね。

世界最高記録としては、18匹産んだ
猫ちゃんも存在したようです!
これは驚きですね。

猫の出産は、基本的に子沢山です。
もし飼い猫で妊娠出産を検討している場合
子猫は里親に出すのかという先のことまで
考えておきましょう。

出産頭数を把握しておきたい場合、
妊娠40日以降からだと
確認がしやすいそうです。

主に、多産と言われている猫ですが
出産頭数が一匹だけという例は
症例としていくつも挙がっています。

猫 出産12

特に、生後7ヶ月未満の出産では
一匹という可能性は高まります。
もし、また出産をすることがあれば
出産頭数は増えていくことでしょう。

若い猫ほど出産頭数は増えますが、
若すぎる場合や高齢の場合は
出産頭数は少なくなるということです。

 

破水や出血もある?生まれる兆候とは!

猫 出産8

猫の出産においても、
産まれる兆候として破水出血
伴うことがあります。

人間と同じように、
出血(おしるし)が確認出来てから
出産が始まるのか、
または、破水が先にきて出産が始まるのか
出産までの状況もまちまちのようです。

出血や破水は、そろそろ出産が始まると
心構えをしましょう!

それでは、出産直前の兆候を
まとめていきます。

  • 警戒心が強く、攻撃的になる
  • 落ち着きがなくソワソワしている
  • 陰部などをしきりに舐める
  • 排便姿勢をとる
  • 床を掘り起こすような行動をとる

などは、出産の兆候です。

飼い猫の場合は、いつもと違う鳴き声
飼い主さんに知らせることもあります。

出産が近くなると、甘えてくる子も
いるようですね。

明らかにいつもとは違う態度を示し
甘えてくる場合は、
きっと出産に立ち合って欲しいという
気持ちがあるのかもしれません。

猫ちゃん的には
人の手を借りたい場合もありますが、
猫は比較的安産の動物で、
子猫が産まれると、
急に母の顔になるんです。

本能だけで子猫の羊膜を破り、
呼吸を促し、へその緒を噛みちぎり、
そして体を舐めてあげるのです。

子猫が産まれると母猫はすぐに、
滞りなくお世話をし始めます。
産まれる瞬間から
動画で見たい方
こちらをどうぞ^^


下手に人間が手を出すと、
育児放棄の原因にもなるかもしれません。

よっぽどのことでない限り
手助けを必要としないので、
優しくそばで見守ってあげましょう。

猫ちゃんもお母さんになった喜びを
感じているかもしれませんね^^
母性を引き出すには、
まずは自然に任せておくのが一番ですよ。

 



 

猫も人間のような陣痛があるの?

猫 出産10

当然ながら、猫も陣痛を伴います。
どのように痛いのかは計り知れませんが、
子宮収縮によって感じる痛みです。

人間は腰を擦ってあげるような対処も
ありますが、猫は痛がることがあるので
頭を撫でてあげる程度で
励ましてあげましょう。

先ほど説明した破水が見られたら、
通常15分以内に陣痛が始まるそうです。

苦しそうに呼吸をしていたり、
グルグルと歩きまわり
落ち着かない様子が見られたら
陣痛が始まっているのかもしれません。

猫の場合、20分~1時間ほど
陣痛が続き出産へと入っていきます。

この陣痛が1時間以上と長引くようであると
難産の可能性も出てくるそうです。
不安に思ったら、病院へ連絡して
状況を説明の上様子を見守りましょう。

いよいよ出産が始まると、
15分~30分の間隔
次々と子猫が産まれます。

出産がスムーズに進めば、
陣痛から3時間ほどの時間をかけて
出産は終わるでしょう。

出産の経過によっては、
出血が大量だったり
胎児の頭が出ているのに5分以上経っても
分娩が進まない場合
病院で診察してもらう必要が
あるかもしれません。

最後に、
猫の出産で最低限準備しておきたいものと
心構えを簡単にお話しましょう。

準備するものと心構え


さっそく準備するものは、

  • 消毒したハサミ
  • 木綿糸
  • タオル2~3枚

もちろん、使うものは全て
清潔なものを用意しておきましょう。

猫の出産はあまり手はかからないので、
心構えとしては、
猫がリラックス出来るように
基本的には“落ち着いて見守る”
というスタンスでいて下さい。

母猫は、不思議と本能が働いて
羊膜を破るところから、
産後の胎盤の処理までも
一人でやってしまうものです。

胎盤を食べた方が母乳の出なども
良くなるそうですよ。
多少の下痢はあると思いますが・・・

万が一、母猫が羊膜などを破らない場合
そこで初めて手助けをしてあげましょう。

してあげられることを
流れで説明しておきます。

①清潔なタオルで子猫の体を拭きながら
 羊膜を破ってあげます

②子猫から3~5㎝のところでへその緒を
 木綿糸で縛って止血します

③母猫側から消毒したハサミで
 へその緒を切ります

④その後、母猫の元に戻して子猫の汚れを
  舐めてもらいましょう

万が一があった場合、
私たちに出来ることは
それくらいでしょうか。

出産の経過を見守りながら、
必要に応じて手伝ってあげましょう。

また、いつでも獣医と連絡が取れるように
連絡先などは控えておきましょう。

猫 出産1


猫の出産を目の当たりにしたら、

改めて動物の本能に
関心してしまいそうですね。

まとめ

猫 出産6

猫の出産について調べてきましたが、
比較的安産で、そして子猫を
たくさん産むことが分かりましたね。

それだけ繁殖能力が
高い動物なんですね^^

もし、飼い猫が出産を控えている場合
飼い主さんが知識を得ておくと
いざとなった時に、
落ち着いて行動出来ると思います。

安産とは言え、
難産や死産というケースも考えられます。
しかし、どんな状況においても
出産中は気をしっかり持ちましょう!



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にゃんたんとあそぼ編集部
猫ちゃんと遊ぶのが大好きな20~30代の男女4人チームです。 猫を飼っている経験から、 猫の気持ちがわかり、 どうすれば楽しく猫と同居できるのか?を 皆さまにお伝えしたいと思っています。 猫の飼い方や、楽しい猫ちゃんとの生活に お役立て頂ける記事を書いています。


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